台北旅行記 その92010年05月08日

3泊4日の台北旅行の最終日。

最終日ということで、遠出はせずに、
台北駅付近を散歩→お土産購入といった程度にしておいて、
12時前にホテルをチェックアウトして空港に向かう予定です。

午前7時起床。
ホテルの部屋から外を撮影。
たった3泊しただけなのですが、
この部屋から見る風景が今日で最後になると思うと、すこし寂しく感じます。

地元テレビの天気予報。
沖縄地方の梅雨入りが5月6日だったそうですが、
台湾でも沖縄と同じような天気で、曇り・雨の日が多い予報が出ていました。

今日は9時に行動開始。
ホテルから歩いて5分もかからない場所にあった、
1930年(昭和5年)建設の台北郵便局(現・台北郵局)です。

柱のヒビがかなり気になりますが・・・現役で使用されている建物です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、
鳥のフン害避けなのか、目の細かいネットが、建物周辺に張られていました。

台北郵便局の向かいにある、台北府城門・北門。

後ろ側からみたところ。

城門の中から見た街の様子。

城門のすぐ近くには、説明が書かれたプレートがありました。
1879年に建設された城門で、「第1級」となっているので、
かなり有名な門なのだろうな・・・ということは分かるのですが、
残念ながら日本語での説明がないので、詳細については分かりませんでした。

「次はどこへ行こうか?」と、この場所で友人I君と共にガイドブックを見ていると、
スクーターに乗って信号待ちをしていた初老の男性が、
「どこに行きたい?」と、日本語で話かけてきました。

(説明を聞いた後に、スクーターで去って行く後姿を撮影↑)

特に行きたい場所もなかったので、「大丈夫です。ありがとうございます。」と、
笑顔で応対したのですが、その男性が、バイクを降りて、
バックからメモ紙とボールペンを取り出して、何やら説明を始めました。

「え?俺たち何か悪い事でもしたのか?」と、内心ちょっと驚いたのですが、
その男性は、城門のすぐ下の場所を指差して、話をしています。

メモ紙に「基準点 測量」というような事が書いてあったので、
「水準点」ということはすぐに分かりました。

この男性の説明によると、ここは非常に重要な場所で、
台湾は、この水準点から測量が始まったなんていう説明を聞いて、
「それは良い事を教わった」と、思わず写真を撮影して来たのですが、
帰国後、いろいろ調べてみると、「台湾水準原点」という場所は、
別の場所にあるみたいなんですよね・・・(^_^;)

ペンキの塗りあとをみると、数字が記入されていますので、
今現在でも使っている水準点なんじゃないかと思うのですが、
果たしてこの水準点がどのぐらい重要なのかは結局まだ分かっていません。

台北駅。
日本であれば駐輪場があるような場所なのでしょうが、
とにかくこの台北ではスクーターが基本で、自転車をほとんど見かけませんでした。

台北駅すぐ近くの歩道橋の上から撮影。
とにかくすごいスクーターの数ですが、
「スーパーカブ」に乗っている人がいないんだよなぁ。なぜなんだろう。

青信号になると、道路はこんな感じになります。
こんな道路で車は運転したくないなぁ(^_^;)

9時50分に「逸仙公園」に到着。
日本庭園風で、中には池もあってとても落ち着ける感じの公園です。
公園の中では、ゴスロリ風のオネーチャンをモデルにして、
2人の青年君がレフ版を使って写真撮影をやってまして、
そっちのほうがすごい気になってました(^_^;)

公園の中にある「國父史跡館」。
國父=孫文の業績を称えた記念館で、無料で見学をする事ができます。
ちなみに、館内は写真撮影不可です。

台北で良く見かけた「慢」の道路標識。
「ゆっくり走れ」的な意味があるんでしょうね。

この後、ホテルに戻り、チェックアウト。
台北駅近くにあるバスターミナルに徒歩で移動して、
「国光客運」の窓口で、桃園国際空港行きのリムジンバスのチケットを購入します。

バスターミナル付近では、タクシーの呼びこみが激しかったです。

11時40分。リムジンバスに乗り込みます。

12時50分に桃園国際空港に到着。

13時20分。搭乗手続きを済ませた後に、
空港内のレストランで昼食を食べました。

台北旅行の最後の食事は、「牛肉麺」を食べてきました。
もちろん、台湾ビールで乾杯です(^_^;)

15時40分に搭乗ゲートに到着。
16時45分に離陸です。

17時20分。機内食の時間です。
ライスかスパゲティを選べたのですが、自分はライスを食べてみました。

18時20分撮影。綺麗な夕焼けが見えました。

写真では残念ながらその美しさが分からないと思いますが、
肉眼で見た夕焼けは本当に綺麗でした。

ということで、日本時間20時40分に無事に成田空港に着陸。
長いようであっという間だった3泊4日の台北旅行でした。
本当に面白い旅だったので、またきっといつか行く事になると思います。

最後になりますが、
旅行の企画・チケットの手配・車での送り迎えをしてくれた、
友人I君に心から感謝です。

台北旅行記 その82010年05月07日

3泊4日の台北旅行の、3日目の夜の行動記録です。

今回の台北旅行の一番のメインである、
「美味しい小籠包を食べてくる」ミッションを遂行するため、
台湾を代表する小籠包の有名店である「鼎泰豐」(ディンタイフォン)に行ってきました。

この店は、台湾のガイドブックには100%掲載されている超有名店でして、
今回の旅行では本店に行くことも予定していたのですが、
かなりの混雑が予想されたので、
MRT忠孝復興駅のSOGO復興店にある、支店に行ってみることにしました。

現地到着は17時。
支店といえども、店の前にはこんな感じで入店待ちの客が待っていました。

入店する前に、注文を取ってしまうというシステムらしく、
メニューとオーダー表を渡されて、友人I君と共に何を注文するか検討中。

約10分ほど待って、入店する事ができました。
テーブルの上には「小籠包のおいしい召し上がり方」という冊子が置いてありました。

台湾ビールを飲みながら待っていると、
注文した品が次から次へと目の前に並べられていきます・・・

小籠包・114元(約340円)

えびと豚肉入りシューマイ・192元(約580円)

空心菜・170元(約510円)

紅焼牛肉湯・190元(約570円)

料理は全て非常に美味で、何もいう事はありません。
撮影はしませんでしたが、蟹みそ入り小籠包・198元(約600円)も注文して、
以上の品に、サービス料10%を加え、総額1,280元(3,840円)ほどでした。

ちなみに「鼎泰豐」では、店先がガラス張りになっていて、
小籠包を作っている様子が、こんなふうに目の前で見学する事ができます。

小籠包を食べた後は、MRT台北駅に戻り、「夜景撮影ツアー」へ。
現地到着は21時ちょっと前。まずは、「総統府」の夜景です。

東門(景福門)

台北帝国大学医学部付属医院(現・台湾大学医学付属医院)

同上。

徒歩でホテル近くまで戻り、いつものコンビにで台湾ビール・サラダを買いこんで、
22時40分にホテル到着。本日の予定は全て終了です。

                                           その9に続く

台北旅行記 その72010年05月07日

3泊4日の台北旅行の、3日目午後の行動記録です。

「台湾新幹線に是非乗ってみたい」という、
鉄道好きな友人I君の希望により、
新幹線に乗って、台中まで遊びに行ってみることにしました。

台湾高速鉄道公式HP
http://www.thsrc.com.tw/jp/

台北駅の新幹線の窓口には、自動券売機もあるのですが、
対面式の窓口で買ったほうが間違いがないだろうと言う事で、
2人で窓口へ行って、チケットを購入してきました。

自由席のチケットを買って、
適当に座れば良いんじゃないかと思っていたのですが、
金曜~日曜はすべて指定席と決められているようです。

台北から台中までの距離は約160キロ、運賃は700元(約2,100円)でした。
東海道新幹線で例えると、距離は東京→静岡、運賃は約6200円ですから、
日本の新幹線と比較すると約1/3の金額ですので、かなり格安です。

自分たちが乗る列車は、12時30分発の437号。

日本の新幹線の駅の風景と、さほど変わったところはありません。

車両は、日本の新幹線の700系の改良型だそうで、
先頭の形と色が違う以外は、日本の新幹線そのままです。

新幹線の中の様子。
シートの色が違う以外は、「そのまんま日本の新幹線」です。

台北駅では半分ほどの客しかいなかったのですが、
板橋駅・桃園駅で続々と客が乗り込んできて、
桃園駅を発車したときには、ほぼ満席となっていました。
東海道新幹線でいえば、品川とか新横浜みたいな感じでしょうかね。

ちなみに車内販売も日本の新幹線と全く同じでして、
2人で冷えた台湾ビールを買って飲んでました(^_^;)

日本の新幹線と唯一違うところといえば、
「ごみを回収する乗務員さんが巡回してくる」ということでしょうか。
燃やすごみでも、空き缶でも、何でも持って行ってくれました。

13時30分に台中駅に到着。
台中駅と行っても、台中の中心地からはかなり離れた場所で、
周囲は田舎の風景が広がっていました。

日本でいえば新神戸駅といった感じかな。
新幹線の駅を降りても何もなくて・・・って感じで。

せっかくここまで来たのだから、台中の市街地まで行ってみようということで、
ローカル線に乗って行くことにしました。

自動券売機があるのですが、「なんじゃこりゃ~」って感じで、
乗車券を買うのに少々手間取りました。

新幹線の「台中駅」と通路でつながっている、ローカル線の「新鳥日駅」です。
「新幹線の駅ができたので、とりあえず駅の形を作りました」的な感じでして、
部分的にまだ工事を行っていました。

13時50分にローカル線に乗車。台中の市街地に向かいます。

約15分で台中駅に到着。
この駅舎は1917年に建設された建物だそうです。

後ろを振り返ると、こんな風景が広がっています。
日本と同じで、駅前はこんな感じになっちゃうんですねぇ。

この後、駅前を少し散歩してみたのですが、
台北の屋台ではほとんど見かけなかった、
日本と同じ「大判焼き」の屋台がたくさん並んでいました。

自分は甘いものにはあまり興味がないので買わなかったのですが、
中高生と思われる若者に人気があるのか、結構な賑わいでした。

地下道があったので、駅正面の反対側にも散歩に行ってみたのですが、
地下道はこんな感じで人通りもまばらで、少し怖いくらいの感じでした(^_^;)

ローカル線の台中駅から、新幹線の台中駅まで戻ってきたのが15時ぐらいでした。

台湾では日本の「おでん」が人気があるらしく、
駅構内のセブンイレブンでも、目立つところに「おでん売り場」がありまして、
「4個で39元(約120円)」セールをやってました。
おでん1個30円・・・日本と比べると安いですよねぇ。

ということで、台湾新幹線で、台北駅に戻った後は、
今回の旅行で一番楽しみにしていた「小籠包」を食べに行ってみましょう。

                                           その8に続く

台北旅行記 その62010年05月07日

3泊4日の台北旅行の3日目の朝です。

今日は、総統府の内部を見学してみようと、8時30分にホテルを出発。

ホテルから総統府までは徒歩で10分もかかりません。

この総統府の周辺では、小銃を持った衛兵が門番をしていていたり、
監視員が何人もいますので、少しものものしい雰囲気です。

向かって左側が、予約している見学客の入口、
右側が、自分たちのように予約せずに飛び込みで来た見学客の入口です。

日本語が堪能な若いお役人さん?みたいな人が、親切に案内してくれるので、
ここまで来てしまえばもう安心です。
ちなみに、ここでパスポートの確認をされますので、必ずパスポートを持参ください。

9時20分にゲート通過。
空港でのセキュリティチェックのように金属探知機のゲートをくぐります。
自分は何の問題もなくチェックを通ったのですが、
友人I君は、胸ポケットに入れておいた「タバコ」を預けてと指示されたそうです。

ゲートをくぐった後には、
日本人はこっちへ来て下さいといった感じで集められて、
自分たち以外の5~6人の観光客と共に、
日本語堪能なガイドさんが詳しく説明してくれました。

総統府内部の庭は、昔は馬車置き場や自転車置き場だったそうなのですが、
今では庭園になっていて、桜が2月に満開になるそうです。

展示室があるのですが、他にも大勢の見学客がいるために、
落ち着いて見る事ができませんでした。

展示品によっては日本語で詳しく説明されているので、
立ち止まってゆっくり読みたいところなのですが、
「次はこっちです!」といった感じで急ぎ足で次々と説明されていくうえ、
日本人に説明しにくい「負の歴史」みたいな展示物の説明が微妙に抜かされたのが、
少し気になりました。
総統府について勉強したくなったので、最後にガイドブックを買ってきたので、
次回行く機会が会った時には、時間をかけてのんびりと見学したいです。

10時10分に裏口から出てきました。

小腹が空いてきたので、「牛肉麺」を食べに行こうと、
ガイドブックに書いてある路地裏の店に行くことにしました。

ガイドブックの地図を見ながら、「このへんじゃない?」という感じで、
路地裏に足を向けてみます。

路地裏を歩いていると、雨がいっそう激しくなってきました。
店員さんもたいへんそうです。

ということで・・・目的としていた店に無事に到着。

ガイドブックには、
「店頭で手打ちされる自家製麺に、じっくり煮込まれた牛肉がのる
牛肉麺が人気」という「周記(チョウチー)」という店です。

開店は11時で、開店直後ということもあって、まだ誰も客はいませんでした。

目的としていた牛肉麺・大(100元(約300円))を注文して、店内でしばらく待機。

牛肉麺以外にもたくさんのメニューがあるようですが、
いずれも100元以下で、格安で食べられるようです。

楽しみにしていた牛肉麺。
美味しい香りが漂ってきます。

想像していたよりもかなり極太麺でした。
牛肉は本当にやわらかくて、非常に美味なのですが、量多すぎ(笑)
今後の事を考えて小サイズにしておけば良かったと少し反省。

自分たちが牛肉麺を食べている途中で、
隣に座った2人組の地元のお母さんが、
「これ、入れる。おいしいよ」といった感じの日本語で、
高菜をこっちに差し出してくれました。

牛肉麺をおなか一杯食べた後に、店先の様子を写真に収めさせてもらいました。
写真では、いかつい感じの方々が並んでいるように見えるかもしれませんが、
写真を撮る前後は笑顔でいてくれていました。
次回また遊びに来たい店です。
                                           その7に続く

台北旅行記 その52010年05月06日

3泊4日の台湾旅行の2日目。

17時30分に「士林夜市」を後にして、
MRT淡水線・劍潭駅→台北車站(台北駅)乗り換え→板南線・市政府駅で降車。
市政府駅から徒歩10分ほどで、次の目的地の「TAIPEI 101」に到着。

高さは509m、地上101階まであるので、この「101」という名前がついたそう。
建設当初は世界一の高層建築物であったけれども、
今現在では世界2位になってしまったそうです。

公式ホームページはこちら↓
http://www.taipei-101.com.tw/index_jp.htm

18時20分に台北市政府の建物前に到着。
「TAIPEI101の夜景を撮りたい」という友人I君と共に、
暗くなるまでこの場所で待機。

18時45分。周囲が少しずつ暗くなってきて、夜景が見えてきました。
台湾では「8」と言う数字がとても縁起が良い数字とされているそうで、
このTAIPEI101では、「竹」を基本的モチーフとして、
8階分をひとつの節と見立てたうえ、
その節を8つ重ねて、このような姿にしたそうです。

18時50分に、TAIPEI101に入館。

チケット売り場。
天気が良ければ91階の屋外展望台に行けるそうなのですが、
今日は上空が雲に覆われているため、
89階の室内展望台までしか行けないということでした。
料金は400元。(約1,200円)

エレベーター入口。
このエレベーターは、最高時速は約60kmで上昇するそうで、
約40秒ほどで89階の展望台に到着する事ができます。

展望台には、エレベーターの模型が展示されていました。
ちなみに、東芝製のエレベーターでした。

展望台の奥まったところに、金色に輝く怪しい物体を発見。
「なんじゃこりゃあ?」と、近づいてみました。

近くではこの怪しい物体の説明ビデオが放映されていまして、
これは、天井から吊るされた鉄球で、
直径5.5メートル、重さは660トンもあり、
TAIPEI101の防振のために設置されているという事が分かりました。

1階下の88階からみた鉄球。
下はダンパーで押さえられていて、これで防振しているんでしょうね。

この展望台でしばらく夜景を見物していると、
大きな音楽と共に、フロアーの一角で何やら盛り上がり始めました。
何ごとが起きたのかとその場所に行ってみると、なんとプロポーズの真っ最中。
この2人を囲んで数十人が拍手喝さいで盛り上がり、祝福して来ました。
お幸せにです(^0^)

20時45分にTAIPEI101を後にして、
今日の飲み会場所へと移動する事にしました。

MRT板南線・市政府駅乗車→忠孝新生駅で降車。

友人I君が調べてきた、美味しいと評判の店に行って見ようとしたのですが、
地図で何度調べても目的の店の看板が発見できません。
住所を頼りにさらに調べてみると、なんと店自体が閉店となってしまったようで、
日本でいえば「財産差押物件」的な張り紙がガラスに貼ってありました。

腹が減ってきたので、どこかで食事をしようと付近を検索していると、
ガイドブックで見た事がある看板を発見。
 ヒゲのおじさんの看板が目印の「鬍鬚張魯肉飯」です。

店先にはこうやってメニュー表が掲示されているので安心です。
あらかじめ注文する品を決めてから入店です。

日本でいえば「牛丼屋」みたいな感じでしょうか。
若い店員さんが3~4人で店を回しているようで、
日本語は全くダメ、英語もほとんど通じず、
メニュー表を指差して注文して、後は待つだけといった感じでした(^_^;)

魯肉飯・30元(約90円)
右上に乗っているのは、いわゆるタクアン。

豆芽菜・30元(約90円)

季節時蔬・40元(約120円)
野菜はシャキシャキで、とても美味しかったです。

夕食後は、MRTで台北車站(台北駅)に戻り、
今日もコンビニに寄ってビールとサラダを調達し、ホテル到着は22時40分。
シャワーを浴びて・・・ビールを飲んで・・・台北3日目が終了です。

                                           その6に続く