カノープス ― 2013年01月10日
今夜は鹿沼市の富士山公園でカノープスを撮影してきました。
カノープスは、りゅうこつ座の1等星で、シリウスに次いで2番目に明るい星。
本当は明るい星なのですが、冬の一時期に、それも地平線近くにしか見えないため、
なかなか見るチャンスに巡りあえることができません。
この星を見ることは縁起がよいとされていて、
1回でも見ると寿命がのびるという話があります。
詳細はこちらのページをご参考ください↓
地元の富士山公園からは東京スカイツリーが見えることが有名で、
「この場所だったらカノープスも見えるんじゃないか」と期待をして望んでみました。
まずはフリーソフトの「つるちゃんのプラネタリウム」で、
カノープスの南中時間を調べます。
今夜のカノープスの南中時間は午後10時45分ごろ。
この前後30分ぐらいが撮影タイミングになります。
南の地平線すれすれに見えるのがカノープスなのですが、
こうやって見ると本当に低いところに見えるんですね(^_^;)
次に、GPV気象予報のホームページで、
関東地方の雲量の予報を調べます。
今夜の関東地方の雲量はかなり少なめなので、
カノープスが見える可能性が高いので、いざ出撃。

三脚を立てて準備が終わったら、
まずはフィールドスコープとビデオカメラを使って東京スカイツリーを動画で撮影。
続いては一眼デジカメと望遠レンズでカノープスの撮影。
露出時間60秒~90秒ほどで、地平線近くにカノープスらしき星が撮影できました。
初めて撮影するカノープスだったので、
本当にカノープスなのか自信が無かったので、
帰宅後に星図で確認作業をしてみました。
まずは星図を拾ってきます。
画像の上のほうにオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座の冬の大三角があります。
画面の下すれすれに見えるのが、りゅうこつ座の1等星カノープスです。
この画像が、カノープスの位置を確認するために念のために撮影してきた画像。
東京スカイツリーも写ってます。
この画像の明るい星を適当につなぎ合わせて星図と比較してみます。
この線は、実際の星座とはまったく関係の無い線です。
上の画像を星図と比較してみます。黄色い丸がカノープス。
間違いありませんでした。
東京スカイツリーとカノープスを一緒に撮影。
富士山公園からはちょうど南の方向に、
東京スカイツリーが見えることが分かっているので、
カノープスと東京スカイツリーをこうして一緒に撮影することができます。
ちなみに富士山公園の場所はこちら→Google Map
標高230メートル。頂上まで車で行けますので、手軽に行くことができます。
地元では「スカイツリーが見える場所」として有名です。
今後は「カノープスが見える場所」としても有名になりそうです。
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