歌川広重 二大街道浮世絵展@郡山市立美術館2007年10月09日

浮世絵を代表する絵師、歌川広重の代表作である、
「東海道五拾三次」「木曾街道六拾九次」を展示するという企画展。

「大人1人500円」という破格の観覧料にも驚いたのですが、
展示されていた浮世絵の質の高さにさらに驚愕です。

展示されていた約150枚の浮世絵を真剣にすべて見てきました。

会場内にいた時間は1時間30分ほど。

浮世絵の素晴らしさに「時の経つのも忘れる」という経験をしてきました。

「人が心地よく感じる構図とは」ということを浮世絵から感じ取ってきたのですが、
それ以上に、カタログと一緒に販売していた、
「風景画と景観デザイン」という書籍が大きな収穫となりました。

この書籍は、広重の描いた浮世絵の構図のとり方について
工学・設計サイドから詳細に研究した結果について書かれています。

「どうしてこの絵が自分にとって心地よく感じるのか?」という自問自答を繰り返し、
数多くの絵画を、自分の目で見て、自分の心の中に閉じ込めていけば、
自分が撮影する写真も少しずつ良くなり、
他人の心を動かし、感動させられることができるはずだと、
自分の心の中で何か確信めいたものを感じました。

ワンコイン500円で見られる約150枚の歴史的な浮世絵・・・

将来きっと数十倍、数百倍、数千倍という収穫となると実感した企画展でした。

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