京都・奈良旅行 ― 2009年11月23日
毎年の恒例行事になりつつある、紅葉時期の京都旅行をどうしようかと考え始めたのは8月末のこと。11月上旬にバンコク旅行を予定していたので、紅葉時期の京都には行かなくても良いかなとも思ったのですが、紅葉の時期になってからふと京都に行きたくなった時には、ホテルの予約ができなくなる可能性が高いことを今までの経験で知っているので、念のためにホテルの予約だけを先に済ませておくことにしました。
日程については11月末の3連休に行くことに決定。昨年も同じ時期に京都・奈良に行って来ましたが、紅葉には最高の時期のため京都を訪れる観光客が一番多い期間だと思われるので、早め早めの予約が肝心です。
希望としては2泊とも京都駅前のホテルに泊まれればベストということで京都駅付近のホテルを検索したのですが、約3ヶ月前の8月末でもあるにかかわらず予約することができなかったのですが、後述するように2日目に奈良に行く予定をしていたので、予定を変更して奈良に宿泊することにしました。
奈良市内のホテルを検索していると、宿泊料金が1泊¥5,280円のビジネスホテルを発見。紅葉の時期にこの料金で宿泊できるのは何かの間違いでは?と、予約後にホテルに直接電話をかけて確認してみたのですが、本当にこの料金で間違いないと言うことで、まずはこのホテルに2連泊する計画を立てました。
その数日後のことですが、京都駅付近に宿泊できるホテルがないかどうかを某旅行案内サイトで再度検索していると、駅前の某ホテルに空き室が見つかったため、2日目の22日は京都駅付近のホテルに宿泊する事に予定を変更。
奈良のビジネスホテルと比べると値段は非常に高いのですが、京都市内の寺社巡りをするには京都駅を起点にすると移動が非常に楽なうえ、東京に帰る当日のスケジュールに無駄がなくなります。ホテルをチェックアウトすると共にそのまま荷物をホテルに預けておく→カメラや貴重品だけを持ったまま京都市内観光→ホテルで荷物を引き取り、そのまま京都駅から新幹線で帰るというスケジュールで、重い荷物を持って移動することがないので非常に楽になります。
ということで、ホテルの予約はこれで完了。引き続いて新幹線の予約です。
以前、京都旅行に慣れていない時期には、旅行会社のパックツアーで行っていましたが、今では新幹線の乗車券は自分で購入するようにしています。今回の旅行では、行きは旅費をケチって「ひかり早特」を使い、帰りは時間の都合もあって、のぞみ号を使って帰ってくることにしました。
時刻表を良く調べ、行きは700系のひかり号、帰りはN700系のぞみ号を選び、乗車1ヶ月前にJRの駅に行き無事に乗車券を購入完了。
今回の料金は以下の通りです。
宿泊費
11月21日(土) 5,280円/2人(1人あたり2,640円)
11月22日(日) 15,300円/2人(1人あたり7,650円)
交通費
行き 東京→京都 ひかり早特 11,500円/1人
帰り 京都→東京 のぞみ 13,520円/1人
1人あたり合計 35,310円
続いては、旅程の結果です。
今回の旅行のメインは、もちろん紅葉見物ですが、改修が終わった唐招提寺にも行って見たかったり、奈良の大仏さんを拝みたかったりしたので、2日目に奈良に行くことにしました。
京都の道路混雑は今までいやになるほど経験しているので、バス・タクシーでの移動を無しにして、基本は電車での移動だけにしてあります。
今年から関西圏の大学に進学した親戚Aちゃんとも連絡を取り合い、3日間とも一緒に紅葉見物してきました。
11月21日(土)
11:03 JR東京駅発 JR東海道新幹線 ひかり469号
13:48 JR京都駅着
14:14 地下鉄烏丸線京都駅発→烏丸御池駅で地下鉄東西線乗り換え
14:31 地下鉄東西線蹴上駅着
14:45~15:20 南禅寺
15:30~16:50 永観堂
18:00~20:12 ほっとけや四条河原町店で飲み会
21:00~22:10 清水寺
22:39 京阪本線清水五条駅→丹波橋駅近鉄京都泉乗り換え
23:48 近鉄新大宮駅着→ホテルチェックイン
11月22日(日)
09:10 ホテルチェックアウト
09:18 近鉄奈良線新大宮駅→大和西大寺駅乗換え近鉄橿原線
09:39 近鉄西ノ京駅着
09:45~10:55 薬師寺
11:05~12:10 唐招提寺
12:30 近鉄橿原線 西ノ京駅発→大和西大寺駅乗換え近鉄奈良線
12:50 近鉄奈良駅着
13:15~13:35 興福寺
14:00~15:35 東大寺~春日大社
16:20 近鉄奈良駅→新大宮駅 ホテルで荷物返却
16:37 新大宮駅→大和西大寺駅乗り換え近鉄京都線
17:33 JR京都駅着
18:30 地下鉄烏丸線京都駅発→烏丸御池駅で地下鉄東西線乗り換え
19:07 小野駅着
20:00~20:45 随心院
21:00 地下鉄東西線小野駅発→烏丸御池駅で地下鉄烏丸線乗り換え
21:39 JR京都駅着
22:00~23:45 お好み焼きDONGURI京都駅前店
24:00 ホテルチェックイン
11月23日(月)
09:30 ホテルチェックアウト
09:53 JR奈良線京都駅発
09:56 JR東福寺駅着
10:15~10:42 東福寺
11:00~12:00 泉涌寺
12:15~12:55 今熊野観音寺
13:30 JR東福寺駅発→JR奈良線
13:35 JR京都駅着 ホテルで荷物返却・駅ビルで買い物
15:32 京都駅発 JR東海道新幹線 のぞみ128号
17:53 JR東京駅着
京都・奈良旅行に行った際の動画を編集して、
youtubeに投稿しました。今回の旅行の動画は全部で13本です↓
奈良・京都旅行の予定表 ― 2009年11月15日
いつも旅行に行くときにはこういう感じでいろんな作戦を練りますが、
予定通りに行ったことはたった一度もありません。
きっと今回も1日目から予定は狂うことでしょう(笑)
自分が分かるメモなので意味不明なところがたくさんあると思いますが、
「こんな感じで予定を立ててるのか」という感じで雰囲気を味わってください。
実際に旅行に行っている時よりも、
こういう作戦を練っている時間が非常に楽しかったりするもので。
ちなみに今回の旅行のポイントとしては、
紅葉最盛期の激混みの時期なので、
京都市内でのバス移動をまったく無くしたことです。
ほとんどの場所が過去に行った事があるか、
近くまで行った事があるので土地勘がある場所ばかりなので、
地図なしでも迷わず歩ける場所ばかりです。
11月21日(土)
11時03分発 東京駅 ひかり469号→13時28分 京都駅着
地下鉄烏丸線京都駅→烏丸御池駅(乗り換え)
地下鉄東西線烏丸御池駅→蹴上駅(20分)
南禅寺→永観堂→知恩院→円山公園→清水寺(21:30まで)
京阪本線清水五条駅→丹波橋(乗り換え)
近鉄京都線近鉄丹波橋駅→新大宮駅(1時間)
23時00分 新大宮駅付近ホテルチェックイン
11月22日(日)
07時30分 ホテルチェックアウト・荷物預け
近鉄奈良線新大宮駅→西大寺駅(乗り換え)
近鉄橿原線西ノ京駅下車(30分)+徒歩10分
08時30分~ 唐招提寺(拝観時間8:30~) 10時00分まで
近鉄橿原線 尼ヶ辻駅→西大寺駅(乗り換え)
近鉄奈良線 近鉄奈良駅(30分)+徒歩20分
11時00分 興福寺→東大寺→春日大社 13時00分まで
バス東大寺大仏殿・国立博物館→バス→新大宮駅
14時00分 ホテルに荷物取り
新大宮駅→近鉄京都線→京都駅(1時間)
15時00分 京都駅付近ホテルチェックイン
JR東海道本線京都駅→山科駅下車(5分)+徒歩30分
16時00分~ 毘沙門堂(拝観17時00分まで) 17時00分まで
地下鉄東西線 山科駅→小野駅(10分)
観修寺→随心院(18時~20時30分受付終了) 21時まで
地下鉄東西線 小野駅→烏丸御池駅(乗り換え)
地下鉄烏丸線 烏丸御池駅→京都駅
ホテル着
11月23日(月)
08時00分 ホテルチェックアウト・荷物預け
京都駅→JR奈良線東福寺駅(10分)
東福寺臥雲橋→09時00分 泉涌寺 10時00分まで
徒歩30分→10時30分~ 知積院 11時30分まで
徒歩30分→12時00分~ 渉成園 13時00分まで
時間に余裕があれば西本願寺へ 時間がなければホテルへ
14時00分 ホテルへ荷物取り
14時15分~15時15分 京都駅でお土産購入→新幹線ホームへ
15時32分京都駅発 のぞみ128号 17時53分東京駅着
奈良旅行 備忘録 当日編 ― 2008年11月26日
東京駅19時03分発東海道新幹線ひかり号で一路京都へ。ひかり早特切符なので東京→京都間は11,500円。時間はかかるけれど、のぞみ号との差額1,800円は大きい。缶ビール&缶チュウハイを購入して酔っ払ってしまえば多少の時間の差など気にならない。
京都到着21時56分。京都駅の新幹線中央口のすぐ前の近鉄改札口に入り22時22分発の近鉄京都線急行電車に乗車。出発するまで10分以上の時間があったため座席は空席が多く無事に座席に座れた。週末の夜と言うことで車内は人も多く、結構な混雑状態。
近鉄奈良駅到着は23時06分。今回泊まるホテルはJR奈良駅に近い場所なので徒歩で10分ほどで移動。途中のコンビニで夜食&翌日の朝食を購入してからホテルにチェックイン。
11月23日(日)
8時30分に行動開始。JR奈良駅から大和路快速・天王寺行に乗車。法隆寺は有名な寺なのでJR奈良駅からの乗車客も多いだろうと予想していたものの、乗車客は乗り込んだ車両に他の乗客は1人のみ。「乗る列車を間違ったかな・・・」と、ホームの電光掲示板を何度か確認しても目的の列車に間違いない。電車が出発してから停車駅を告げる車内アナウンスで「法隆寺」という言葉を聞くまではちょっと心配だった。
奈良駅から法隆寺駅までは約12分の乗車。電車の車窓から外を眺めていると養殖池がたくさんあることが気になる。「鯉?うなぎ?ナマズ?」ということを考えていたが、後日ネットで調べてみると金魚の養殖で有名な場所なのだそうだ。
JR法隆寺駅から法隆寺までは徒歩。非常に寂しい駅前であるが、近くの電柱に「法隆寺→」という矢印がついた案内板が付いているので迷うことなく行くことができる。
大通り沿いの歩道には特徴がある模様が付いた下水道マンホールが使われているのを発見。人通りの多い歩道では市町村単位で特徴を持ったいろいろな模様のマンホール蓋を見られることが多い。今回もいくつかの場所で模様つきマンホール蓋を撮影してきたので後日まとめて御紹介。
法隆寺駅から15分ほどで法隆寺に到着。南大門をくぐり抜け、西院伽藍の中門へ。梅原猛著「隠された十字架―法隆寺論―」をお読みになった方であれば、「人を拒むように真ん中に立っている柱」の意味をいろいろと考えてしまうはず。左右の金剛力士像をいろいろな角度から撮影した後にいよいよ西院伽藍へ。
回廊に囲まれた中に位置する五重塔と金堂のバランス感がなんとも言えない心地よさ。特に五重塔の安定感は素晴らしい。いろいろな角度から五重塔を見上げて何枚も写真撮影。続いて大講堂から上御堂→聖霊院→東室→大宝蔵院→東門→夢殿と順に拝観。ここまででかなりの量の仏像を拝んできたので、どの仏像がどんなお顔をしていたのかはまったく記憶できず。
事前の予定では法隆寺拝観は1時間~1時間30分程度と見込んでいたけれど、見るべきものが多すぎてとてもそんな時間で回れるはずはなく、結局は12時過ぎまで約3時間経過。感覚的には「面白くてあっという間」に時間が過ぎ去った感じ。もしこの後も予定がなければもっとゆっくり見たいくらい。きっとこの後もこの法隆寺には何度か来ることになるはず。
12時15分ごろに法隆寺門前近くのバス停から「国道横田」行きのバスに乗り、近鉄筒井駅→近鉄線→近鉄西ノ京駅到着は12時45分。駅前の喫茶店で昼食を食べてから13時30分ごろに薬師寺へ。
徒歩で10分ほど歩き15時00分ごろに唐招提寺へ。
唐招提寺には16時00分ごろまで滞在。
唐招提寺付近のバス停→近鉄バスでJR奈良駅へ。引き続いて紅葉の夜間ライトアップが行われている京都伏見区醍醐寺の少し北に位置する随心院へ向かうため、JR奈良駅からJR奈良線→六地蔵駅→地下鉄東西線→小野駅下車→徒歩10分ほど。
この随心院はあまりメジャーではなく、京都の案内本などを見ても詳しい情報があまり載っていない。いわゆる「るるぶ」や「まっぷる」に類する「京都の紅葉」「京都の秋の本」には夜間特別拝観の一覧には掲載はされているものの、大きな写真入りでは紹介されていない。非常に謎めいた場所であったりしたが事前にネットでいろいろと検索をしたところ、「空いているので落ち着いて見られる」との情報があったため、一か八か的な感じで行ってみた。
空いているとは言われても連休の中日の19時頃なので多少の混雑は覚悟をしていた。しかし、院の近くに行っても人の気配が全くない。入口前にはきれいに紅葉したモミジの木がライトアップされており、息をのむほどの美しさであるが拝観客が全くおらず貸し切り状態。
拝観料を払って院の中に入っても状況はほとんど変わらず、数人ほどの拝観客がのんびりと紅葉を見物。狭い院なのでライトアップされている紅葉は限られた場所だけという条件ではあるものの、とにかく人が少ないので先客がいても数分ほど待てば紅葉に近い特等席が貸し切りできるのはうれしい限り。結局この院には1時間ほど滞在したが他の拝観客には20人も出会わなかったはず。
院を出る直前にたまたま雑談する機会があった御婦人お二人に紅葉情報を聞いてみた。御婦人お二人が行ったという南禅寺・高台寺は超混雑で紅葉を見に行ったのか人の頭を見に行ったのか分からないぐらいだったとおっしゃっていた。昨年は時期が少し早い11月初旬の連休に高台寺の夜間拝観を見に行ったことがあるが、その時でもすでに混雑していたことを良く記憶している。
今回の旅行でも夜間拝観にどの寺院に行くか非常に悩んだ。混雑はできるだけ避けたいという思いからこの随心院を選んでみたが結果としては大正解。京都市内からは少し離れた場所にあるので敬遠されがちかもしれない。しかし地下鉄東西線を使えば烏丸御池・三条・蹴上からそれほど時間もかからずに行けるので、混雑をできるだけ避けてライトアップされた紅葉を見たいという方にはお勧めである。
随心院を拝観後は、来た順路を逆に戻りJR奈良駅へ。
最後に駅前の居酒屋へ。一日歩きまわった後の冷えたビールは最高の味。
11月24日(月)
この日は雨が降るという天気予報が以前から出ていたので、ホテルに荷物を預けたまま奈良市内を見物しようと計画。
9時スタートでJR奈良駅前のバスターミナルから市内循環線に乗ろうとバス停を探していると地元民と思われる御婦人に声をかけられる。行き先を告げると「それならバンビーナ号がよろしいですわ」ということで、御夫人の指示通りバンビーナ号に乗車。バンビーナ号とはレトロ調をイメージして車体に奈良を代表する鹿をデザインしたバスだ。乗客は全員で4人。奈良市内を10分ほど走ると東大寺前に到着。この時点で雨が降り始めた。天気予報より少し早かった。
東大寺の大仏殿は見る者を圧倒する大きさ。とにかく大きいとしか表現のしようがない。大仏殿の前にある八角燈籠の扉に付いている音声菩薩像のやわらかなお顔が非常に気に入ってしまい、修学旅行生を相手に解説をする声を聞きながら何枚も写真撮影。
大仏殿の後は、二月堂→法華堂→春日大社へ。春日大社を後にしたのが13時頃。
続いて徒歩で猿沢池に移動し、付近を散策したあとに興福寺へ。興福寺では南円堂→五重塔初層→東金堂→国宝館を見学。
県庁前バス停からJR奈良駅に移動し、ホテルで荷物を受け取った後にJR奈良線で京都へ。思ったよりも乗客が少なく、今回も座席に座ることができた。結局この3日間で電車・新幹線・地下鉄・バスのすべてで、立っていたということは一度もなかった。
JR奈良線の京都駅の一つ手前の駅が東福寺駅になるのであるが、時刻は16時を過ぎ雨風が強いという悪条件にもかかわらず、紅葉で超有名な東福寺を見物後と思われる乗客がかなり多数乗り込んできたことが印象深い。
京都駅到着後は地下街のお土産屋を少し覗いてみたが、観光客でごった返していて、大きめのリュック&大きめのカメラバックを肩から提げた状態で近づける状態ではなく速攻で退散。
夕食の弁当・ビール・缶チュウハイを何本か買いこみ、16時51分京都駅発の東海道新幹線のぞみ号指定席に乗車。この車両は京都駅に到着した時点で定時から5分遅れという状態。京都に到着するまでに1~5両目までの自由席の混雑がかなりひどい状態だったらしく、乗り降りに時間がかかり京都駅着が遅れたというアナウンスだった。
名古屋でも5分遅れであったが、東京駅到着は予定通りの19時13分。名古屋~新横浜間で時間を稼いだらしい。
ということで今回の奈良旅行も無事に終了です。
新幹線のチケットの手配等、今回もいろいろ世話になったTちゃんに多謝。
最後に・・・
今後、京都の紅葉を見に行きたいという人にいくつか御連絡。
・ホテルの予約は京都の秋のパンフレットが出て、予約が始まる8月上旬にすぐに埋まるそう。知人から仕入れた旅行会社の情報では、今年は予約が始まった翌日にはすでにキャンセル待ちの状態になったのだとか。
・連休の最終日に当たる日の夕方の京都→東京の新幹線は非常に込み合います。指定席で帰るのであれば乗車1か月前に購入しておくのがベスト。今回自分は予約開始日の初日に指定席を購入しましたが、すでに満席の列車も出始めているくらいでした。
・ガイドブックに載っている東福寺、清水寺、南禅寺、嵐山などに行こうと考えている方は超混雑は覚悟の上で。拝観券を買うだけでも数十分もならぶうえ、寺院の中も大混雑で紅葉どころか人の頭しか見えない場合もあるそう。
・路線バスやタクシーは渋滞で進まないので基本は電車と徒歩で移動する方法を考える。
・早朝一番か、閉館直前を狙う。
ということで、皆様の紅葉見物のご健闘をお祈りいたします。
奈良旅行 備忘録 準備編 ― 2008年11月25日
昨年は11月初旬の連休に嵐山~金閣寺~清水寺に行ってきた。しかしまだ広葉樹は緑色が目立ち、枝先の葉に赤色や黄色がつき始めた頃でお世辞にも紅葉真っ盛りと言えるには程遠い。今年は是非ということで京都の紅葉の全盛期と言われる11月末の連休に的を絞り計画を立て始めた。
今まで京都に遊びに行くときには旅行会社を通じて新幹線+ホテル代込みのパックツアーを申し込んでいた。新幹線の座席予約と寺社へのアクセスに便利な京都駅前のホテルがまとめて予約できるという利点はあるが、11月末の連休&紅葉の次期と重なるためにツアー料金が高く設定されているし、京都の地理にも少しずつ明るくなったということもあり、今回は旅行会社を頼らずに自力でホテルの予約を取ってみるかとインターネットで検索を開始。
しかし、11月の連休までまだ3ヶ月もあると言うのに京都駅付近のホテルで検索をするとほとんど空き室が無い。唯一空いていたのが風呂・トイレ共同、2段ベッドで他人様と相室といういわゆるドミトリーと言われる部屋だけ。京都のガイドブックの類の本には「京都の紅葉の時期は宿が取りにくいため早めに予約を」とか「1年前から予約をしている人もいる」と言うことが書いてあり、まさにそのとおりの結果。
それならと思いついたのが隣の奈良。中学・高校の修学旅行で東大寺・薬師寺・法隆寺の有名な寺には足を運んだことがあり今でもその当時の記憶は薄っすらと残っている。その後に読んだ梅原猛著「隠された十字架~法隆寺論~」に影響され無性に法隆寺に行きたくなった時期もあったけれども、結局は今までずっと行けずじまいとなっていた。
ネットで検索をすると奈良市内で連休中に2連泊できるホテルが何軒か見つかった。いろいろと検討して今回はJR奈良駅前の格安のビジネスホテルを予約。今まで旅行会社を通して予約をしていた京都駅付近のホテルと比較すると半値に近い格安で泊まることができるし、JR線・近鉄線を使えば1時間程度で京都駅に行けることができる。居酒屋でたらふく飲んで酔っ払って深夜にホテルに帰って寝るだけなので京都駅付近の値段の高いホテルに泊まるよりもベターのかもしれない。
ホテルはこれで予約完了と言うことで引き続いては新幹線の座席予約。東京→京都間はいつも「ひかり早特」を利用している。のぞみ号と比べると30分程度乗車時間は長いけれども1800円ほど割安な金額で行けるのは非常にありがたい。今回は帰りの京都→東京は3連休の最後の日ということで激混みが予想され、乗車1ヶ月前の予約開始の当日のうちに座席が埋まってしまうことも考えられたため、乗車する新幹線をあらかじめ決めておき、数百円で手続きの代行をしてくれる旅行会社に乗車日の1ヶ月以上前からお願いをしておいた。昼間は仕事なので予約はできないし、駅までチケットを取りに行く手間を考えると数百円の手数料は惜しくない。
ということで、奈良のホテル2連泊分、往復の新幹線のチケットがすべて揃い、段取り終了。


最近のコメント