困ったときはCMOSクリア2008年09月06日

5年以上使い続けている自作パソコンの調子が悪くなりました。
症状は、おなじみ「いきなりブルースクリーン」でございます。

最初は数日間に1回ぐらいの間隔でして、
再起動すると何の問題も無く動いてしまうものですから、
「まぁ・・・再起動すれば動くことだし・・・様子見するか」と言う感じで、
ごまかしながら使っていたのですが、その間隔がだんだんと縮まり、
数分おきにブルースクリーンという状況にまで陥りました(´・ω・`)

こんな状態になるまで手付かずにしておく自分も自分なのですが、
これじゃネットできねーじゃん!(`・ω・´)!ということで、
重い腰をやっと持ち上げて、ビール缶を片手に修理開始。

長年の勘でハードディスクのクラッシュではなさそうだったため、
まずはメインメモリの故障を疑って、
2枚×2組=合計4枚刺してあるメモリから、
5年間使い続けている2枚×1組=合計2枚(写真)を引き抜きました。

しかし・・・
電源を入れ、無事に起動してくれと祈りながら画面を見続けても、
Windowsが立ち上がってくれません。

パソコン本体の電源は入っているのですが、
ハードディスクがカラカラと動く様子も無く、
もちろんWindowsの画面も全く表示されないのですね。

あれ?おかしいな・・・と、
パソコン本体裏側の電源スイッチを強制的に切→入としてみると、
今度は問題なく立ち上がります。

一度Windowsが立ち上がれば問題なく使えるようになったのですが、
今度はパソコンの電源を落とそうと、ウィンドウズの画面から、
スタート→終了オプション→電源を切ると言う手順で、
電源を切ろうとすると、Windowsはシャットダウンするものの、
肝心のパソコン本体の電源が入りっぱなしとなってしまい、
本体裏側の電源スイッチを強制的に切らないと電源が落ちません。

ワケが分からず困っている時、
昔読んだ自作パソコンの雑誌に書いてあった、
「困ったときはCMOSクリア」と言う言葉を思い出しました。

パソコン本体に関する諸々のデータが保存されている、
マザーボード上の「CMOS」(シー・モスと呼ぶ)の中のデータが、
今回発生したメモリの異常が引きがねとなって壊れてしまったため、
電源の入り切りがうまくいかなくなったのではないかと予想。

そういえば・・・メモリ増設などでパソコンの構成を変えて、
動作がおかしくなったときにはCMOSクリアが基本なんですよね(^_^;)

ということで、
マザーボード上のボタン電池を一度外してCMOSをクリアしてみました。

予想は見事に大当たり(^_^)v

CMOSクリアにより、電源の入り切りは全く問題なくなりましたし、
故障したと思われるメモリを抜くことでパソコンも完全修復でござい。

「こんな早く直るんだったら、もっと早く直しておけば良かった」と、
冷蔵庫から持ち出してきた冷えたビールを飲みながらネットやってます。

あ。そうだ。

CMOSクリアの後はBIOSの再設定が必要になりますので、
このへんのところが良く分かったうえでCMOSクリアをしないと、
更に最悪の状況に陥りることが考えられます。

パソコンが調子が悪いと言うだけの理由で、
やみくもにCMOSクリアすることは絶対に止めてくださいね。
あくまで自己責任でお願いします。