美術展2007年09月23日

先日放送された「ためしてガッテン」では「発見!おいしい美術館味わい術」というタイトルで、「疲れる」「分からない」などを理由に美術館から足が遠のいている人に、もっと気軽に美術館を楽しむ方法を伝授する・・・という内容の番組が放送されてました。

番組の後に、以前に自分が見に行ったことがある美術展のカタログ(画集)を引っ張り出してきて見始めたのですが・・・いつものように備忘録ということで暇つぶしを兼ねて書き出してみます↓

太陽と風と雨 風景画の成立と展開 1992年 栃木県立美術館
ターナーと英国水彩画展 1998年 郡山市立美術館
ミレーとバルビゾン派展 1998年 千葉県立美術館
ラファエル前派展 2000年 郡山市立美術館
ヴィクトリア&アルバート美術館展 2000年 郡山市立美術館
シスレー展 2000年 伊勢丹美術館
レンブラント、フェルメールとその時代 2000年 国立西洋美術館
印象派と近代美術の巨匠たち 2001年 福島県立美術館
スーラと新印象派 2002年 宇都宮市立美術館
クールベ展 2002年 栃木県立美術館
狩野探幽展 20002年 東京都美術館
英国ロマン主義絵画展 2002年 郡山市立美術館
モネからセザンヌへ 印象派とその時代展 2002年 埼玉県立近代美術館
印象派のあゆみ展 2003年 郡山市立美術館
ポーラ美術館印象派コレクション展 2006年 Bunkamuraザ・ミュージアム
シャガール展 2007年 宇都宮市立美術館
フィラデルフィア美術館展 2007年 京都市立美術館

一度も美術展にいったことがない人は、美術展など敷居が高くて行きにくいと感じることでしょう。実際私も全くその通りでした。

「順番どおり見て行かないとだめなのかな?」
「どんなスピードで見ていけばいいんだろう?」
「前に見ている人を追い越してしまっていいのかな?」
「説明文は全部読まないと理解できないのかな?」

最初の頃はいろいろと考えていたものですが、実際に行き慣れてしまうと先ほどの疑問はすべて杞憂に終わります。展示された絵画を順番どおり見て行く必要もないし、スピードも自由。遅い人がいれば後ろを通って抜かしても良いし、説明文も面倒なら読む必要はありません。気になる絵があったら入り口付近まで戻って2度・3度見ても問題ありません。

一つの展覧会では100枚近い絵が展示されている事がありますが、最初から全ての絵を均等に真面目に見ようとすると途中で必ず挫折します。数時間かけて真剣に全ての絵画を見ようと努力しても、不思議と最終的に自分の記憶に留まる絵はたった数枚だけに限られるので、「全ての絵を見ようとせずに、自分が気に入った絵だけを集中して見る」というふうに見るのが自分の性にあっているようです。

番組の中では「自分が好きな絵を探す」「買うつもりで見る」という表現をしていましたが、まさにその通りだと思います。

もしも気になる美術展があったら気負いせずにフラっと立ち寄り、自分が気に入った「この1枚」を選んでみてください。画集で見る絵画と、実際に自分の目で見る絵画とは全く別の絵画と言って良いくらいの差があることがすぐ分かるはずです。

上の画像は埼玉県立近代美術館に展示されているクロード・モネの「ジヴェルニーの積みわら、夕日」という作品なのですが、実際に自分の目で見たことがある絵でして、絵の前に立って30分以上は見ていたお気に入りの絵でもあります。

実際に自分の目で見た色は、もっと綺麗なピンク色をしていたような記憶があるのですが・・・いつかもう一度この絵を見たいですね。